岸田 秀

ものぐさ精神分析 (中公文庫)ものぐさ精神分析 (中公文庫)
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[タイトル] ものぐさ精神分析 (中公文庫)
[著者] 岸田 秀
[種類] 文庫
[発売日] 1996-01
[出版社] 中央公論社

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岸田 秀(きしだ しゅう)

1933年香川県生まれ早稲田大学文学部心理学科を卒業する。同大学大学院修了後、ストラスブール大学大学院留学。卒業さらには博士号取得に至っては醜聞が多く謎。心理学者、精神分析学者、思想家、エッセイストの肩書きを持つ。1972〜2004まで和光大学教授として研究、和光大学名誉教授。

1978年『ものぐさ精神分析』を出版。
そのなかで語られた「唯幻論」が話題を呼ぶ。「人間は本能の壊れた動物である。」という切り口は、現代人の常識や思い込みを徹底的に相対化して「価値の紊乱」を図ろうとしたものであり、全てがの意味や観念は「幻想」であるとした。著作や出版はたくさんあるので各人で実証してみてください。
紊乱:秩序や風紀を乱すこと。乱すこと。
吉本隆明の代表著作の「共同幻想論」から共同幻想という言葉だけ借りてきて持論を展開しただけとはいうものの、論を新たな事物に展開させた仕事は評価されるべきだし、元々の「幻想(論)」が、とてつもなく有益な論文である以上、こんな例があることは当然であり、むしろ良い論文の証明のようなものである。

岸田秀 公式サイトhttp://kishidashu.com/