ダイアグラム

 Diagram  (ダイアグラム)   -n.

ダイヤグラム、ダイヤとは、一般的には交通機関の運行計画を表現した線図のことを言う。また交通機関の運行状況を指してダイヤと言う(「ダイヤの乱れ」、「正確なダイヤ」など)。
一般に、鉄道におけるそれが有名であるが、鉄道以外の交通機関においても使用される(運行図表)。

通常、 英語の原義としては単に「図表」の意。 英語のdiagramは図形で視覚的に表現したものを指す。(建築関係者はダイアグラムと発音し区別している。)
建築家の伊東豊雄氏(boss)が妹島和世氏(元stuff)の建築を評して小論文「Diagram Architecture」と言い表したのが今の流行始めということになっている。(その建築がとても図式的であるという意味。)

ただ単なる図のことを言うわけではなく、むしろ図面(平面図など)ではあらわせないアクティビティや使い方や空間性などを自立的にあらわすことをさす。(違う意味で時間と行為の関係だけでもない。)

ギターのコードを図で表すことも(ギターのダイヤグラ)あり、ダンスのステップやフットボールの戦略図式なども同じであるが、最近の建築デザインの場合は、その表現自体に「計画学」を批判しつつ超えていく方法となっている。
ダイアグラムで表す図式が単純に平面図と同じであれば描く必要がないからともいえる。