霞ヶ関ビルディング

霞ヶ関ビル

霞が関ビルディング(かすみがせきビルディング)

1968年(昭和43年)竣工 地上36階、地下3階、最高高さ147m。

日本初の超高層ビル(オフィス・商業施設・複合施設)

一般的に日本最初の超高層ビルとして知られている。

設計は山下寿郎設計事務所、施工は三井建設鹿島建設によるJV同企業体)、事業主体は三井不動産である。

五重塔からヒントを得て鋼材を組み上げた柔構造を採用、日本の耐震構造の基礎になった。


百尺規制
(高さ制限のこと)

関東大震災以降、東京では31mという高さ制限があったため、当初は9階建てのビルの計画であった。1962(昭和37年)8月に建築基準法が改定され、高さ31m制限が撤廃されることとなったために高層ビルへ計画変更された経緯がある。

プロジェクトX 挑戦者たち」 2001515日 NKH

霞が関ビル 超高層への果てなき闘い
 〜地震列島 日本の革命技術〜


昭和43年に完成した「霞が関ビル」は、地上36階、高さ147mで、日本初の超高層ビルである。

それまでは、建築基準法により、ビルの高さは31メートルに制限され、地震と台風の国・日本では、高いビルの建設 は不可能とされていた。


工事は、鹿島建設の二階盛(ニカイサカリ 50歳)をリーダーに、35歳以下の技術者によるプロジェクトで、日本初の 難工事に挑んだ。


番組では、二階盛と若手技術者の奮闘を軸に、困難をどのように乗り越えて日本初の摩天楼を完成させたのか、1000日の熱いドラマを、再現映像を織り交ぜて紹介する。