ブリーズ・ソレイユ [brise soleil]

ブリーズ・ソレイユとは、フランス語で「太陽を砕く」という意味だそうだ。
そもそも強烈な日射を遮るために設けられた庇状のルーバーのことで、コルビジェが好んでファサードに使い、建築化されたものの事を指します。

夏の強烈な日差しを遮り、冬の低い太陽光をうまく取り入れるための仕掛けとしてデザインされていることからも分かるように、いわゆる「パッシブソーラー」として採用されている。
つまりお飾り的な表層のデザインではなくて、積極的に自然と対話を試みているという意味では、骨太で珠玉のデザインといえる。


コルビジェの作品には、インドのチャンティガールやショーダン邸、アルジェ、ユニテ・ダビタシオンなどに用いられているが、その形態にはそれぞれ異なったデザインが採用されている。