近代建築の5原則
-n.近代建築の5原則
01 ピロティ02 屋上庭園03 自由な平面04 水平連続窓05 自由な立面
近代建築を提唱したコルビジェによって打ち出されたテーゼ(意見・主張・命題)。
コルビジェが自ら近代建築を目指すために5つの命題を示し、1926年クック邸で初めて実践し
、1929年サヴォア邸でより完全なる形式として実現した。
01ピロティ :支柱で持ち上げることで、中世までのメーソンリー(組積造・石造)が地面に制約されてしまうことからの脱却。02屋上庭園 :屋根型の形式からの離脱とピロティと同様新しい「床面」の獲得。
03自由な平面:構造と部屋の区画などの間仕切りの分節化。
04水平連続窓:構造の制約を受けない開口部の自立。
05自由な立面;構造と外壁の分節化。(皮膜としての外皮の獲得。)
また、この原則だけではなく「ドミノシステム」「モデュロール」「プロムナード」などの空間構成言語や理論が、近代建築をより豊かで新しい価値として実現させた。
Photo by Paolo Rosa <Flickr!>