県境[ケンザカイ・ケンキョウ]

世界飛び地大全―不思議な国境線の舞台裏 (国際地理BOOKS (VOL.1))

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続けて、「県」と「県」の区切りである「県境」について

一般的には、自然要因である山・川・湖で分けられている場合が多いが、市街地や集落の中で分けられている場合もある。中には細いよう水路で区切られている(人工物)ところも存在する。

知らなかったことですが、2008年4月1日現在、各都道府県間における境界が定まっていない地域は17箇所(隣接している地域もあるので、数え方が異なる場合がある。)もあるらしい。
「境界未定地域」というらしいが、権利上での紛争になっているような場所もある。

さらに知っているようで知らないものに「飛地」といって、行政区画の一部分が、別の行政区画内に飛び離れて存在するものがそれだ。

川の付け替えや道路の整備等の都市計画で生まれたものや、隣接しない区域の合併などで起こる行政上の理由で生まれたものなどがある。

こんな場合に、小中学校の所属の問題や、インフラの未整備等のおかしな現象が起こる。

「境」を物理的に決定することと、行政上の手続きや制度の守備範囲から決められた「境」などがずれたり異なったりすることがある。

もともと2つの概念の「境」があるから当然といえば当然なんでしょうが、もっと身の回りにもこんな事例があるって言う話です。