「旅」という建築見学

そもそも旅行とは、「人が徒歩もしくは何かしらの交通手段を用いて、空間的、物理的に移動することである。」(WIKIPEDIA)
その中でも、観光地や行楽地などへの「観光」は買い物、通勤や出張などとは区別される。
さらに、一般的に「旅行」と言う場合は、「観光」を指す場合がほとんどであるらしい。
つまり、何がしかの目的物があって、それを「見に行く」というもので、「観光」の語源の中に「その国の光を見にいく。」ということがあるくらいである。
もちろんその過程を楽しむことも含まれるが・・・・
少し強引に言い換えると、「その場所」つまり「環境」を見に行ったり体験したりすることに相違ない。

そこには名所旧跡や観光資産があり、その多くは遺跡や建物の場合がほとんどではないだろうか?

その昔、自由に移動がが許されなかったころには、人は宗教的な巡礼、神社仏閣への参拝を理由に旅をすることが多かった。
日本では、西国三十三箇所四国八十八箇所巡礼など、ヨーロッパでは、キリストの聖杯、聖遺物、やその使徒のだれかれの遺物が安置されているといわれる大寺院、修道院への巡礼が盛んに行われた。(WIKIPEDIA)

やっぱり「旅」の行く先には「建築」が必ずあったはずである。

「建築A」と「建築B」・・・+「建築W」=「旅」ということも言える。
もっと強引に・・「旅好き」=「建築好き」ということ。
ならば「建築」のことを知ればおのずと「旅」はもっと楽しくなるはず。