「かわるもの」と「かわらないもの」

世の中の道徳や価値観は、「変わるもの」って思っていますが、その進行速度が大きいと、突然「変わらないもの」への憧れが大きくなるものかもしれない。
そもそも、人の世や世界なんて「変わる」から面白いと思っている人にとっては、「変わらないこと」は退屈でしょうがない。

かの昔、「建築家」は様式を正確に記憶し、記述(実行)できる事がその価値基準だった。つまり、「建築」は「変わらないこと」に価値があった。
その「変わらないもの」の代表物が,最近では「変わる」事を目指している。しかし、なかなかこの「建築」ってものは「変える」ことにたいして「不具合」に出来ている。
むしろ「変える」ことの出来ないことが「建築」の指名であり、役割であるような代物だから手に負えない。

さて、「変わるもの」と「変わらないもの」の先には何があるのだろうか?